私、春日井来菜o
恋歌大學附属高校の2年生o彼氏いない歴3週間o
そろっそろ新しい出会いが欲しいところo
「誰か紹介してぇ？」
友達の野村紗和に泣きつくと大きなため息をつかれたo
「どーせすぐ別れちゃうんでしょ？」
冷ややかな視線oうー・・・・・・・o
「だぁってo気持ちさめちゃうんだもん」
3週間前に別れたﾔﾂは自己ﾁｭｰだったo
電車に乗るとさっさと一人で座っちゃうしo
私に荷物持つよってゆぅ心遣いさえないo
ほんっと、ﾔなﾔﾂだったo
その前に付き合ってた人は優しかったo
優しすぎて物足りなかったo
その前は合ｺﾝ好きな人で私付き合ってるんだからってゆったのにo
結局止めなくて喧嘩別れo
その前はやたら元ｶﾚのこと聞いてくれる人でｳｻﾞくて別れたo
「だから紹介してもｻｧすぐ別れちゃうじゃないo
私とその人もｷﾏｽﾞｸなっちゃうからやだよぉ」
うー・・・確かにそうなんだけどo
「ねぇ、お願いッo紗和」
両手を合わせて頼むと仕方ないなぁってoやったo
紗和のｶﾚは四葉大學附属高校o
私立高校の最高峰と呼ばれる超がいっぱいつく名門o
主な進学先は外国の大學なんだよ、すっごいo
・・・・共学って良いなo私ずぅっと女子校なんだもんo
紗和のｶﾚにお友達を連れてきてもらって、私に紹介してもらうって感じo
四葉大附高の人と知り合えるなんて凄すぎo
「紗和〜」
手を振ってるあの人が紗和のｶﾚの
矢倉周君o
「久しぶりだねぇ、紗和ちゃん」
「おい、紗和に手出すなよ？」
「分かってるって」
「周ﾔｷﾓﾁ焼きだから大変だろ？」
「それも嬉しいかなぁって」
そこにいたのは男子生徒6名o
「私の友達の春日井来菜」
「よろしくお願いしまぁす」
「よろしくー」
1人の生徒と目が合ったo
その瞬間体に電撃がはしったみたいにﾄﾞｷｯてしたo
心臓がﾊﾞｸﾊﾞｸゆってるoこれって、一目惚れ？
「どうしたの、来菜？」
「ねぇ、紗和oあの人って？」
「ぁあo酒々井輝夜君o周の一番のお友達、だったかな」
へぇぇー、ｶｯｺｲｰo
「もしかしてo狙っちゃうの？」
「うんッ」
「ｶﾚは・・・止めときな？」
「どーして？」
「酒々井ｸﾞﾙｰﾌﾟ会長の孫なんだ、彼o
普通に恋愛できないみたいでo政略結婚させられるみたい」
えぇぇぇo政略結婚!?この時代にまだそんなものがo
でも確かに酒々井ｸﾞﾙｰﾌﾟっていえばo
酒々井の傘下にﾃﾞﾊﾟｰﾄと百貨店とｺﾝﾋﾞﾆがあるんだっけo
超1流ﾎﾃﾙも傘下だったような・・・・・・・・o
Ｓｈｉｒｙｕ社はﾊﾟｿｺﾝ関係に手を出してきた、とかo
ﾊﾟｿｺﾝｿﾌﾄ、ｵﾝﾗｲﾝｹﾞｰﾑ、ﾌﾞﾛｸﾞ、ＳＮＳ、音楽配信、ｱﾌｨﾘｴｲﾄ．．．．o
ﾊﾟｿｺﾝの世界で一番注目されてる会社、だった気がするo
元々はＳｈｉｒｙｕﾌﾞﾗﾝﾄﾞってゆって鞄とか時計とか洋服を売ってたんだけどo
どんどん傘下にいれて事業拡大していったんだっけo
「会長就任は決定させられてるみたいoだから・・・うんo
来菜との結婚は許されないと思うo付き合ってることさえ許してくれるかどうか」
うぅぅ・・・望みない、ってことなんだぁo物凄いｼｮｯｸを受けてる私がいたo
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