でもやっぱり諦められなくてo
「輝夜君・・・・だよね?」
「え?うん、そうだよoよろしく、来菜ちゃん」
名前覚えててくれたんだoそれだけで、嬉しいo
「さっきから固い表情してるねoどうしたの?」
「固い表情・・・?」
「うんo考え込んでるってゆうかoなんかそんな感じ」
「そんなつもりなかったんだけどoでも少し疲れてるんだ」
ほんとだ、疲労感がたまってるって感じがするo
「昼・・・・食ってないんだ、俺」
「えっ?もう3時だよ?お腹空いたでしょ」
「ん、実を言うとo買ってきて良いかなo購買行けば何か買えると思うんだけど」
購買・・・・・o
「私も一緒に行っても良い?ウチの高校購買ないから」
一度行って見たくて、というと良いよってゆってくれたo
「へえぇ〜oコンビニみたいoわぁ、凄い」
「購買で感動できるなんて面白いな」
「だぁってo本当に初めて来たんだもんoへぇぇ」
「俺にとっては当たり前なんだけどな」
あっ、新発売のお菓子だoおいしそー・・・・・・o
「それ、欲しいの?買ってあげようか?」
「え?んーん、新発売が出たんだぁって思っただけ」
「それ、美味しいの?」
「私はこのシリーズ好き」
「ふぅ〜んo買ってみよ」
そういってレジに持って行ってお会計しちゃったo
「ハイ、半分」
「え?」
2袋差し出されたo
「俺一人で食えないもんoおにぎりとサンドイッチ買ったからo
好きなんだろ、半分やる」
「・・・・ありがとぉ」
最初から・・・私にくれるつもりで・・・・?
無理やり買うんじゃなくって自分用に買って・・・あくまでも半分とゆぅo
私が良いって拒否するの分かってたから・・?
優しすぎる・・・・・・o
「いっぱい買ってきたじゃん、輝夜o俺にも何かくれ」
「ん、好きなの食って良いよoそのつもりで買ってきたから」
「サンキューoん?菓子・・・・?おまえ、こんなの食うっけ?」
私のために買ってくれたお菓子だo
「チャレンジしてみようかな、と思って」
「マジで?へぇー、珍しい」
「輝夜君、甘いもの苦手なのにoどーゆぅ心境の変化?」
甘いもの苦手・・・・?
「嘘ッo輝夜・・・君」
「俺が食って見たいと思っただけo疲れてる時に甘いもの良いっていうだろo
嫌いなわけじゃないから、俺oたまぁに食いたくなるんだよ」
ほんと、優しいね・・・・・・o
「あ、私そろそろ帰ろうかな」
「え、もう?」
「うんoじゃ、今日はありがとうございましたぁ」
「気をつけて帰ってね」
「はぁい」
「校門まで送るo結構迷うらしいから」
「・・・・ありがとう」
輝夜君と二人きりで校門まで歩くo
とってもドキドキするo心臓が早いo
「輝夜君って・・・・優しいね」
「俺が優しい?変なこと言うんだな」
「見てて思ったのoすっごく優しいo心遣いもしっかりしててo
この前別れた彼が自分勝手だったから余計、カナo
すっごく、カッコイイって思ったの」
「・・・・・・ッ」
あれれ、顔が真っ赤oふふ、何だか可愛いo
「・・・・・来菜ちゃん」
「ん?なぁに?」
「こーゆぅ集まりって今日限り?」
「・・・・え?」
「俺たちは二度と会うことない?」
「・・・・・そうだね、普通そうだよね」
「そうだよな・・・・」
・・・・・・・・o
「淋しいね」
「・・・・会おうか、連絡し合って」
「放課後とか?土日とか?」
「うんoまた、会おうよ」
「会いたい」
ケータイの番号とアドレスを交換し合ったo
今日限りなんて淋しいものo
紗和と周に頼まなきゃ会えないなんて淋しいもんo
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